※パパ五条と架空の娘
「ねえお父さん宿題教え、」
「待ちなさい我が娘よ」
「は、なに?」
「『お父さん』なんて呼び方を許した覚えはないよ。もう一度言ってごらん」
「……お父さん宿題教えて」
「…………」
「…………」
「…………」
「………おとうさ」
「だから! 『お父さん』じゃないでしょ! 『パパ』って呼びなさいっていつも言ってるでしょ! 『ダディ』でも可!!」
「…………」
「『めんどくさ〜』みたいな顔するのも禁止! まったく、一体誰に似ちゃったのかしら!」
「……お父さん、昔からお母さんにもそうやって絡んでたんでしょ」
「えっなに、ママなにか言ってた?」
「『どうして結婚しちゃったのかしら……』って遠い目をしてたよ」
「マジ? え、これもしかして僕ヤバい? ねえヤバいかな?」
「知ーらなーい。私お母さんと出かけてくるから、大人しく留守番しててね。晩ごはんの支度もよろしく」
「待って待って待って置いてかないで!? 銀座で千匹屋のパフェ食べる!? 三人で食べよ!? ね!?」
「必死すぎてキモ」
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本当は仲良しな五条家(息子もいる@部活中)
千◯屋のパフェはとても高いのです。