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芒星の切先

鼻先をふわりと漂う香りに目が覚めた。すん、と小さく息を吸う。苦味とスパイスの混じったような独特の匂いは、私が眠っているシーツに染みついたそれとおんなじだ。ぼんやりする頭をもたげ、掃き出し窓へと視線を向ける。汚れたガラスの向こうに明け方の空と…